「私って不感症かも」不感症を自己診断する前に疑ってみるべきポイントとは？
あなたが「私は不感症かもしれない」という不安を感じた理由は何でしょうか。
もちろん、彼氏や旦那さんとのエッチでイケない、それ以前に付き合っていた男性とのエッチでもイッた事がない、前はイケたのにイケなくなったなど、今のセックスで実際にイケてないという揺るぎない事実はあるでしょう。
こうした事実を元に、あなたは「私は不感症かもしれない」という疑念を持ち、その前提で考えられる原因を調べ出したんですよね。
あなたの肉体的な問題、メンタルの問題、彼のスキルの問題、細分化するともっと原因はありますし、たいていはその中のいくつかが複合的に絡みあって「感じない」という症状を出現させていることが考えられるわけです。
目次
あなたの性感を疑う前に、まず彼とのセックスの相性を疑おう
今回は、彼氏や旦那さんとのセックスを通じて「私って、不感症なんじゃないのかな？」と疑い出した時に、まず最初に確認して頂きたいポイントについてお話ししたいと思います。
それは、あなたの趣味や嗜好と彼の趣味や嗜好が合っているのか、という点です。
趣味や嗜好と書きましたが、簡単に言うとセックスでの「彼のやり方が、あなたに合っているか？」ということです。
もちろんこれは、彼のセックステクニックも大きく関係します。
例えば「今まで誰とエッチしても最後までイクことが無かった」という方がいたとしますね。
自分で自分がイッてないことは、そもそもイクという状態がよくわからないという方以外は理解しています。
この場合、多くの人女性はまず自分自身を責めます。
私はイケない身体の持ち主なんだと悩み苦しみます。
この時点で「彼がヘタなんじゃない？ 私と合ってないんじゃない？」という考えになる人は非常に少ないんですよね。
ましてや彼が初めての男性ならともかく、複数の男性に愛されながら誰の愛撫でもイクことが無かったとなると、普通は男性に原因があるとは考えませんよね。
あなたが気持ちよくなるセックスの「傾向」を知りましょう
ところが、複数の男性と関係をもってもイケなかったという事実が、不感症の原因が100％あなたにあるということにはならないんです。
もちろん、あなたが心身共に完全な健康体なのに、付き合った彼が立て続けにセックスがド下手（笑）というわけではありません。
しかし、ここで一方的に自責の念に苛まれてしまうと、いざ改善の為の対策を考える時に、大事な要因を見落としてしまい、結果的にあなたがイクまでが遠回りになってしまいます。
自分の心や身体に原因として思い当たるところがあったとしても、この時点では彼とのマッチングを疑ってみることをおススメします。
例えば彼とエッチをしている時、小さいながらも気持ちいいという「波」が来ると思います。
もちろんイク程の大波ではありませんが、胸を舐められた時、クンニされた時、指を入れられた時、挿入された時、その最中に彼が投げかけた言葉や行動など、少し気持ちよくなったり逆に少し冷めてしまったりという波を思い出してください。
前の彼がクンニした時はもうちょっと気持ち良かったのにとか、彼の乱暴な扱いでちょっと冷めてしまったりという、波が静まるポイントを特にチェックしましょう。
彼の性癖を知ることで、あなた自身の性癖がわかる
この「波のチェック」が一体何の役に立つのかというと、
1.複数の男性の「個体差」、要は男性のやり方次第であなたの感じ方は違うという事実の認識が出来る
2.誰とやっても共通して冷めるポイントがわかる
という二点を知ることにつながります。
一つ目を知ることで、あなたがイケない理由の中には、男性側の要因も含まれるということと、彼の行動の中で具体的にあなたの高揚感を削いでしまっているアクションがあるという事実がわかります。
例えば、彼が自分の中では良かれと思ってエッチ中に言っている「Sっぽい命令口調」を聞くたびに、あなたが少しでも萎縮してしまっているのであれば、少なくとも今のあなたと彼の趣味や嗜好にはギャップがあるということになりますよね。
あなたが本来SかMかは別にして、彼に強く言われることが「不感症かも」という自責の念のせいで萎縮につながっているのであれば、たとえあなたがドMだとしても（笑）少なくとも今のあなたにはそういうテイストのプレイは合ってないって話になります。
また、二つ目を知ることで、相手を問わずあなたの感じやすい場所とそうではない場所がわかります。
改善の時に、あなたの嗜好を知る手助けになりますね。
この二つを把握してから不感症だと思われる原因や対策を考えた方が、解決は絶対に早いんです。
なぜなら、最初から男性側と女性側、つまり彼とあなたの原因を並行して対策できるからです。
原因の比重が半々ではなかったとしても、不感症改善には彼氏や旦那さんの協力が絶対に必要です。
「はじめに女性側の問題ありき」で解決に臨むと円滑にすすまない状況はいくつもあります。
問題意識を共有するという点でも、あなたが一方的に自分を卑下したり、自責の念にかられるのは間違っているわけです。
あなたと彼だけの、ふたりが気持ちいいセックスを築きましょう
あなたが今まで5人の男性としたけどイケなかった事実とか、彼が付き合ったこれまでの女性はみんなイッてたなんて武勇伝（笑）は、参考にはなるけど「あなたに当てはまるかどうか」は別問題です。
あなたは「今の彼のやり方」でイクことをゴールにする必要はまったくありませんし、そもそもそんな目標は要りません！
彼が「今のあなたに合ったやり方」にするだけで、今よりも感じることが出来るのであれば、当然そこはあなたに合わせてもらいましょう。
あなたがイク為には、あなたのメンタルや体質の改善が必要かもしれませんが、それさえ改善すれば誰とどんなセックスしてもイケますよ、なんて次元を望む必要もないんです。
まずは、あなたの目に前にいる、大切な彼氏や旦那さんとイクことだけに集中しましょう。
その為に必要なのは間違っても自分を責めることではありません、ふたりの問題として最初からふたりで向き合うという姿勢なんですね。
