出産後や婦人科系手術後にセックスで感じなくなった、という話は本当か?
よく耳にする話です、こういうの。
お子さんを産んでから感じなくなった、子宮筋腫の手術をしてから感じなくなった、みたいなお悩み。
出産も婦人科系の病気も、女性としての人生の中では大きな節目となりますし、特に後者のほうは精神的にもつらい時期を乗り越えての話ですので、彼氏や旦那さんとのセックスを再開した時に、以前との違いとして敏感に察知する方も多いでしょう。
ですので、誤解を解く為にもはっきりと認識して頂きたい事実があります。
目次
出産で物理的に性感が落ちることは無いという事実を認識しましょう
身体の機能として、出産や婦人科系の手術で感じなくなるというのは、ほとんどの場合「気のせい」です。
気のせい、要するに気持ちだけの問題、悪く言えば思い込みです。
あなた自身が精神的にセックスに対して前向きになれなくなったり、そういう情報を耳にして自己暗示にかかっていることが原因だと断言してもいいでしょう。
要は、以前ほど「いやらしい気持ち」でセックスに臨めなくなったわけですね。
また、前回の記事のように、出産後に膣が緩くなって感じなくなったという思い込みは、多くの場合筋力の低下ですので克服が可能です。
前回の記事はこちらです。
膣の締まりがゆるいので感じない、出産後ゆるゆるガバガバで感じなくなったという悩み
育児を軸にした生活や、旦那さんが出産に立ち会ったことなど、環境や精神的な問題で気分が変わってしまうことが起因となる場合が残りの問題で、要するに出産で性感機能的に感じなくなる要因はなにひとつ存在しないということなんです。
あなたがひとりの女性として自信を持って生きる限り、あなたの性感は失われない!
次に、婦人科系の病気です。
一口に婦人科系の病気といっても様々ですが、ホルモンに直接影響するのは両方の卵巣を全摘する場合など、ごく限られた状況だそうです。
片方だけの摘出だと、残りの卵巣が引き続き女性ホルモンを分泌するので、性感に違いはありません。
子宮を全摘しても、膣に十分な長さは残っているので、不感症とはならないそうです。
膣の内壁はもともと鈍いものだと以前の記事でも書いたように、クリやGスポット、何よりそれまでの前戯からの流れでも充分な性感は得られるということです。
人生のターニングポイントを経て今があるとしても、それがメンタルな問題だけなのだとしたら、そこで後ろ向きになるのはホントもったいない話だと私には思えます。
産後も術後も、あなたは等しく魅力的な、ひとりの女性であることに変わりはありません。
大切な彼との大切な時間、大切なセックスを身体中で享受することは、今でも充分に可能なんです。
決して諦めない、決して後ろ向きに考えない。
あなた自身の幸せの為に、できる事を前向きにやっていきましょう。