久しぶりにセックスすると痛い、入らないという方へ
ただでさえ入りにくい、挿入されると痛みを伴う女性が、しばらくご無沙汰で「お久しぶり!」ばかりにエッチに臨んだときに起こる現象です。
「今までの努力は何だったの?」
と嘆きたくなるくらいリセットされた感というか、すごろくで振り出しに戻ったような感覚。
残念ですがコレ、あなたの今の段階では当たり前のことで、避けては通れないことなんです。
これは、肉体改造の完成前にチカラを抜いてしまったせいで、身体が元の記憶に従って戻ろうとしている、という狂態です。
半年前に開けたピアス穴にしばらく何も通さずにいたら塞がった、とか、先月から始めたフィットネスを半月休んで再開したら筋肉痛が出た、みたいな感じです。
これがたとえば10年前に開けたピアス穴や10年続けた筋トレ、という状況だったら、こんなに早く初期化されたりしませんよね。
それくらい、あなたの肉体改造はまだまだ初期の段階ということ。
肉体改造を始めたばかりなのにトレーニングをサボったせいで、身体が振り出しに戻ろうとするわけです。
濡れない、感じない、ペニスが入ると痛い、パートナーに動かれるともっと痛い。
物理的な理由も精神的な理由も含めて、大好きな人とのセックスを謳歌出来ずに悩んでいる私たちは、その原因となるいくつかを、それぞれ時間をかけて解決しようとここで取り組んでいますよね。
たとえば挿入痛の原因が、濡れないことにあるんだったら前戯で充分濡れるように、膣が狭いことが原因だったら挿入までに充分な性感を得て、少しでも身体が受け入れ体制を作れるように日々性感を開発していく、みたいな。
まさに肉体改造と精神改造、身体と心を同時に改造しているわけです、私たちの取り組みは。
生き物の本質として、本来は心も身体も環境も「変化」というモノを望んではいません。
負荷がかかるとそれに適応しようとはしますが、負荷がなくなると居心地のいい「元の形」に戻ろうとします、特に負荷のかかりたての頃は。
ペンを持たなくなったらペンダコが消えたり、筋トレやめたら筋肉も体脂肪率も元に戻るのと同じですね、戻るの早いです。
ですので、少しずつでも負荷は与え続けなければなりません、心や身体が戻りきる前に。
その為には、負荷を習慣化させることが一番の近道なんですね。
濡れる身体にするなら、濡れる身体になる為の負荷を与え続ける、挿入がキツいなら、キツくならない為の負荷を与え続ける。
言っておきますが、毎日股間にディルドをはさめって言ってるんじゃないですよ(笑)
メンタルにもフィジカルにも、今取り組んでいることは間をあけずに継続しましょうってことです。
性的な刺激に身体が敏感に反応するようにしたいのなら、日頃からセックスへの関心を持つことを怠らない、パートナーとのセックスが時々しか行われないのであれば、ご自身で可愛がることで膣の感覚を慣らす。
今まで何の苦労もなくセックスを楽しんでこられたベテランさんでも、長期間あいたら挿入時は痛い、なんて方もいらっしゃるんです。
私たちなら、なお更そういったブランクをあけるべきではありませんよね。
パートナーとの間があいても、私たちが準備を怠っていてはゴールは遠いままです。
日々、ご自身で出来ることに励みましょう。